退院
いよいよ退院をまぢかに控えたママへ
※1日8回欲しがるだけ授乳しましょう
赤ちゃんにも個人差がありますが最低でも1日8回授乳を維持し、欲しがるようなら欲しがる分だけ授乳を行いましょう。生後1カ月ぐらいの赤ちゃんは、通常1日8~12回欲しがります。
おっぱいの消火時間はミルクの約半分、3時間以内に泣いても、不思議ではありません。たくさんうんちをした後や哺乳後吐いてしまってもう1度飲みたいという時もあります。
※夜間は、添い乳を活用しましょう
夜の授乳は、意外としんどいものです。起き上がって、おむつを替えて、座位で授乳して・・・もいいですが、夜は泣いたらそのまま添い寝で授乳して、赤ちゃんが寝たらママも寝てしまいましょう。
※赤ちゃんの成長時期は、授乳回数が増えます
赤ちゃんが急成長の時期には、授乳回数がふえるといわれています。
※赤ちゃんがおっぱいを欲しがっている早めのサイン
・おっぱいを探すように口をあけて首を動かす
・吸うときのような音をたてる
・ささやくような、やわらかい声を出す
・口に触れるものを吸う・・・などがあります
大泣きしている時では、遅すぎです。この時は1度なだめてあげて、落ち着いてから直母を開始しましょう。
※授乳姿勢と吸い付かせ方
①授乳する時は、ママ自身がリラックスして行うことが秘訣。座って行う時は、後ろにもたれかかったぐらいの姿勢がよいでしょう。授乳クッションやタオル、足置きなどを利用しましょう。
②赤ちゃんとママのお腹がぴったりと向かい合うように、抱きよせましょう。
③赤ちゃんが乳房に近づく時は、下あごが乳房に触れていて、鼻が乳首と同じ高さ(位置)にあると、吸い付きやすいです。
④赤ちゃんが大きく口を開けたタイミングで、赤ちゃんをおっぱいの方へ引き寄せるようにして与えてみましょう。
⑤もし痛みがある時は、吸い付き方がうまくいっていないかも。もう1度仕切り直してみましょう。(※搾乳の中断は、口の中に指を滑り込ませると乳首が傷つきません)
授乳姿勢のいろいろ
横抱き、交差横抱き、脇抱き、添え乳、立て抱き、うつぶせ寝抱きなど、いろいろな授乳スタイルがあります。抱き方を変えることによって、おっぱいをよく飲みとれる部分が変わってきます。
※母乳がたりているサインは、どんなこと?
・1日にすくなくても8回は飲んでいる
・色のうすいおしっこが1日に6~8回でている
・1日に3~8回はうんちをしている
・(※早く生まれた赤ちゃんは、便秘も多い)
・元気があって、肌に張りがあり、皮膚の色もよい
・気が付くと、肌着がぴったりになってきた(体重が増えている)
※赤ちゃんが寝ているタイミングで、休みましょう
赤ちゃんは夜もおっぱいを欲しがって、睡眠が足りないことも多々あるものです。赤ちゃんが寝ている時は、ママも休んでしまいましょう。
※家族に家事・上の子の世話をお願いしましょう
家事や上の子の世話を、パパや家族に思い切ってお願いしましょう。協力が難しい時は、家事はまとめてする。買い物代行や宅配弁当などを利用してみてはいかがでしょうか。
食事は、具だくさんの味噌汁やスープなどを準備しておくと、よいでしょう。
※母乳に困った時に相談できる場所を控えておきましょう
お住いの近くの母乳相談室を調べておくと、トラブル時に役立ちます。
おわりに
パパができることは、なるべくパパにやってもらおう。家事が得意なパパもいれば苦手なパパもいます。できることをやってもらい、難しければ赤ちゃんの沐浴だけはやってもらうように。ママの負担を減らすためにパパファイトです。