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母乳育児・退院まとめ

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母乳育児を継続しているママへ

※おっぱいがつくられるシステムができると、乳房の張りが落ち着きます

 出産後3~4日からちょうど退院する頃が、まさに乳房が張って痛くて大変な時期だと思います。しかし退院後も気をゆるめず、入院中と同じ回数の搾乳を継続しましょう。  

 退院後も継続して搾乳を維持していると、個人差はありますが、1週間をこえたあたりから乳房の張りと痛みが落ちつきます。

 これは、おっぱいがでるシステムができた証拠です。搾乳もしくは赤ちゃんが上手に吸啜することで母乳を分泌するスイッチが入り、おっぱいの生産が始まるというリズムに変化したのです。

 

※1日8~10回、2~3時間ごとに搾乳しましょう

 母乳量を維持する秘訣は、①搾乳のたびにおっぱいを空にする②頻回に搾乳することです。(赤ちゃんが必要とする母乳を飲み取った分だけ、母乳が作られる)。

 母乳の張りがないから・・・と搾乳と搾乳の間隔が長くなると、蓄積した分、一見母乳が増えているように感じる方もいると思います。しかし長らく乳房に母乳がたまったままでいると「今作った母乳の量は必要ないようだから少なくしよう」と、搾乳量を減らしてしまいますのでご注意を!!

 赤ちゃんが必要とする量がほんの少しでも、点滴がとれるようになると、日に日に必要とする量は増えていきます。

 今のうちに、母乳をこつこつとストックしておくことが母乳育児の継続に役立ちます。

 

※用事先でも、搾乳は忘れずに

 退院後は、家事や(兄弟のいる方は)育児、あなたの赤ちゃんのための書類手続きなど行わなければならないことが多く、目まぐるしい毎日だと思います。もし搾乳を予定している時間に用事がある時は、早めに搾ってしまっても問題ありません。

 また出先で搾乳した母乳を衛生的に管理する環境がない場合は、捨ての紙コップやポリ袋などに搾乳して、捨ててしまってもかまいません。2~3時間ごとに搾乳しておっぱいを空にすることで、母乳の量の維持ができます。

 また、やむを得ず学業復帰・仕事復帰をするママは、搾乳する時間の確保と母乳を冷凍保存できる環境をととのえることで、母乳育児を継続することができます。

 

乳腺炎に、注意しましょう

 乳房の一部にしこりができたり、その部分が赤くなったり、じんじんしたり、熱をおびてきたら・・・乳腺炎に要注意です。このまま放置すると、インフルエンザに似た症状(※咳・鼻水はない)を引き起こします。ひどくなる前に、しこりができたら早めに搾乳してしまいましょう。

 

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退院をまぢかに控えたママへ

 ※1日8回欲しがるだけ授乳しましょう

 赤ちゃんにも個人差がありますが最低でも1日8回授乳を維持し、欲しがるようなら欲しがる分だけ授乳を行いましょう。生後1カ月ぐらいの赤ちゃんは、通常1日8~12回欲しがります。

 おっぱいの消火時間はミルクの約半分、3時間以内に泣いても、不思議ではありません。たくさんうんちした後や、哺乳後吐いてしまってもう1度飲みたいという時もあります。

 

※夜間は、添い乳を活用しましょう

 夜の授乳は、意外としんどいものです。起き上がって、おむつを替えて、座位で授乳して・・・もいいですが、夜は泣いたらそのまま添い寝で授乳して、赤ちゃんが寝たら自分も寝てしまいましょう。

 

※赤ちゃんの成長時期は、授乳回数が増えます

 赤ちゃんが急成長の時期には、授乳回数がふえるといわれています。

 

※赤ちゃんがおっぱいを欲しがっている早めのサイン

・おっぱいを探すように口をあけ首を動かす

・吸うときのような音をたてる

・ささやくような、やわらかい声を出す

・口に触れるものを吸う・・・などがあります

 大泣きしている時では、遅すぎです。この時は1度なだめてあげて、落ち着いてから直母を開始しましょう。

 

※授乳姿勢と吸い付かせ方

①授乳する時は、ママ自身がリラックスして行うことが秘訣。座って行う時は、後ろにもたれかかったぐらいの姿勢がよいでしょう。授乳クッションやタオル、足置きなどを利用しましょう。

②赤ちゃんとママのお腹がぴったりと向かい合うように、抱きよせましょう。

③赤ちゃんが乳房に近づく時は、下あごが乳房に触れていて、鼻が乳首と同じ高さ(位置)にあると、吸い付きやすいです。

④赤ちゃんが大きく口を開けたタイミングで、赤ちゃんをおっぱいの方へ引き寄せるようにして与えてみましょう。

⑤もし痛みがある時は、吸い付き方がうまくいっていないかも。もう1度仕切り直してみましょう。(※授乳の中断は、口の中に指を滑り込ませると乳首が傷つきません)

 

授乳姿勢のいろいろ

横抱き、交差横抱き、脇抱き、添え乳、立て抱き、うつぶせ寝抱きなど、いろいろな授乳スタイルがあります。抱き方を変えることによって、おっぱいをよく飲みとれる部分が変わってきます。

 

※母乳がたりているサインは、どんなこと?

・1日にすくなくても8回は飲んでいる

・色のうすいおしっこが、1日に6~8回でている

・1日に3~8回うんちをしている(※早く生まれた赤ちゃんは、便秘も多い)

・元気があって、肌に張りがあり、皮膚の色もよい

・気が付くと、肌着がぴったりになってきた(体重が増えている)

 

※赤ちゃんが寝ているタイミングで、休みましょう

 赤ちゃんは夜もおっぱいを欲しがって、睡眠が足りないことも多々あるものです。赤ちゃんが寝ている時は、ママも休んでしまいましょう。

 

※家族に家事・上の子の世話をお願いしましょう。 

 家事や上の子の世話を、パパ4や家族に思いきってお願いしましょう。協力が難しい時は、家事はまとめてする、買い物代行や宅配弁当などを利用してみてはいかがでしょうか。

 食事は、具だくさんの味噌汁やスープなどを準備しておくと、よいでしょう。

 

※母乳に困った時に相談できる場所を控えておきましょう

 お住まい近くの母乳相談室を調べておくと、トラブル時に役立ちます。

 

おわりに

小さな変化でも、毎日触れ合っているから、気づくことができる。

多少の疲れは笑顔を見れば吹っ飛びます。パパも育児にどんどん協力していきたいと思います!!